あんなに仲が良かったのに、最近は会うのが億劫で・・・
何でも本音で相談できる親友だと思っていたのに、なんか一緒にいるのが苦痛・・・
これまでもこれからもずっと友達でいられると思っていた相手を嫌いになる・・・
程度の差はあれ誰にでも経験のあることだと思います。
どうしてこんなことが起きるんでしょうか?
実はこの「友達を嫌いになった」理由は、あなたが思っている以上に深刻なものかもしれません。
というより、あなたが考えているよりも根深い理由があるんです。
今回は、友達のことを嫌いになった理由について、スピリチュアルな視点からしっかりと解説していきます。
そもそもなぜその人と友達になったのか?
友達のことが嫌いになった理由を考える前に、そもそも何故その人と友達になったのでしょうか。
幼なじみ?
同じ大学のサークル仲間?
職場の同僚?
たまたま知り合って意気投合?
知り合いの知り合い?
まあいろいろなパターンはあるかと思いますが、友達になったきっかけも大仰な理由があったわけではありませんよね。
たまたま住んでいた場所が近かったとか、クラスが同じで話す機会があったとか、ママ友とか・・・
要はどんな理由にせよ、その人と接する機会があって互いに好感を持った。
なんか理論的に説明できる明確な理由があって仲良くなった、なんて人の方が圧倒的に少ないはずです。
たまたま、なんとなく、気が合った・・・
つまり第一印象とか直感みたいなものがその人と友達になった理由なわけです。
類は友を呼ぶということわざの真意とは
俺たちウマが合うよな、とか、私たち気が合うね、のような「性格や好みがよく似たもの同士が集まる」ことを「類は友を呼ぶ」と言います。
この「似たもの同士」というのは見た目の問題ではなく「目に見えないなにか」が似ていることにより互いが惹かれ合う状況を指します。
見えない何かとは何でしょうか?
これは魂、すなわち意識レベルの話です。
スピリチュアルでは「人は誰しも固有の振動数の波動を持っている」と考えています。
これは人それぞれに「固有」ですから、あなたと同じ波動を持つ人は世界中探しても誰もいません。
そしてこの波動は組み合わせによって共鳴したり反発したりします。
ですからなんとなく気が合うとか理由は分からないのに好感が持てる相手とは、互いの波動が共鳴している状態と言えるんですね。
逆に、初対面にもかかわらず不快感を感じてしなう相手とかとは、互いの波動が反発しているといえます。
このことから、類は友を呼ぶとは「意識レベルで波動共鳴している者同士が引き寄せ合う」ことと理解頂ければと思います。
【コラム】類は友を呼ぶと引き寄せの法則
このため、興味のある方のみお読みください。
特に興味のない方は本コラムはスルーして次章をお読み頂いて差し支えありません。
意識レベルで波動共鳴するもの同士が引き寄せ合う、と書くと、引き寄せの法則も同じことなのではと勘違いする人がいますが、これはまったく別物です。
引き寄せの法則とは、引き寄せたいものや出来事、思いを宇宙に解き放つことでそれが引き寄せられるのを待つという、いわば「おまじない」の類いであり波動共鳴とは無関係です。
で、実際に引き寄せの法則を試したことのある人ならお分かりかと思いますが、引き寄せたい物事が必ずしも引き寄せられてくるわけではないですよね。
実はこれ当然でして、あなたが引き寄せたいものが引き寄せられるなんてことは基本的にありえないんです。
そういう意味では引き寄せの法則は嘘を言っていると言わざるを得ません。
まあ嘘とまで言うのは言い過ぎというならば、引き寄せの法則は誇大広告のようなものと言い直しましょうか。
引き寄せられることもあるので100%嘘とは言い切れないんですが、それはたまたま。
前章で説明したとおり、波動共鳴したものが引き寄せ合うという「類は友を呼ぶ」法則に従うなら、引き寄せの法則で引き寄せられてくるのはあなたとあなたが引き寄せたい物事が波動共鳴した場合のみですから。
だから実際に引き寄せられるものと引き寄せられないものが出てきてしまうんですね。
いくらあなたが引き寄せたいと思っていても、あなたとはどう共鳴しないものはどう逆立ちしても引き寄せられてくることはありません。
つまりそれは引き寄せの法則ではなく、類は友を呼ぶという波動共鳴で全て説明できてしまうんです。
引き寄せの法則では、引き寄せられない物事に関して明確な説明が出来ませんが、波動共鳴という考えに従えば引き寄せられる場合と引き寄せられない場合の双方の説明が出来てしまいます。
好きだった友達を好きでなくなる兆候
自分と相手との波動共鳴によって引き寄せ合って友達になったにもかかわらず、その友達と話が合わなくなってきたりちょっとしたことでイラッとしたり、さらには一緒にいるのが苦痛に感じたりし始めることがあります。
あんなに仲が良かったのに・・・
二人の関係は、ほんのちょっとしたことでいとも簡単に崩れ始めます。
あれ、なんか変だぞ・・・?
オロッ?
みたいな「なんとなく」調子が狂うような感覚が、友達を好きでなくなる兆候です。
なにか大事件があってとか、明確に説明できる理由があるケースというのはとても少なく、ほとんどはこうした「ちょっとした」違和感から始まります。
なぜ友達のことを嫌いになるのか
仲良くなるときも仲違いするときも、その兆候はどちらもなんとなく始まるんです。
これには理由があります。
その理由とは、先ほど説明した「波動共鳴」です。
あなたの波動と相手の波動が共鳴することで引き寄せ合い仲良くなるように、嫌いになるときにはこの波動が共鳴しなくなることが原因です。
私たちが持っている固有の波動は常に一定というわけではなく、常に変動しています。
基本的にはベースの波動は大きく変動しないんですが、さまざまな要因でその振動数が上がったり下がったりしています。
で、長い目で見るとこのベース波動が徐々に変化していくこともあります。
そうなると、今まで共鳴していた相手の波動とズレてしまい、共鳴しなくなっていくこともしばしば起こります。
波動共鳴によって引き寄せ合っていた関係性は、共鳴しなくなれば当然引き寄せ合わなくなります。
これが友達だった相手があなたから離れていくスピリチュアルな理由です。
でも何故、ベースの波動がズレで行くのでしょうか?
それにはいくつかの原因があります。
あなた自身の価値観が変わる
原因のひとつは「あなたの価値観の変化」です。
たとえばあなたの生活環境が大きく変化したような場合、たとえば結婚して家族が出来たとか、人事異動で海外勤務になったとか、あなたが大きなケガをして今までとはまったく違った環境で生きていくことになったとか・・・
あなたの周りの環境が大きく変化した場合、あなた自身の価値観もそれに伴って変化します。
これはあなたを取り巻く環境や人間関係が変わることで、あなたが波動共鳴する相手が変わり、それに伴ってあなたの波動も影響を受けるんです。
その結果、これまでの人間関係にも変化が生じてくるわけですね。
このようにきっかけは外的なこともあれば、日々を生きていく中で心境が変化していくといった内的な要因の場合もあります。
またあなた自身の波動に変化がなくても、相手の波動が変化してしまうこともあります。
この場合も結果は同じく関係性は離れていく方向へと進みます。
あなたの人生が「次のステージ」へと進んだ
価値観の変化は何らかの要因があって起きることがほとんどですが、特に目に見えた要因がないにもかかわらず波動が変化してしまうことがあります。
これは人類全体の波動レベルが徐々に変化していることが原因です。
私たち個人レベルでの価値観の変化とは別に、社会全体として価値観が変化していくことがあります。
日本が高度経済成長時代、出世して経済力をつけて家を建て、いいクルマに乗る・・・
これが多くの日本人の夢見た「理想の将来」でした。
しかし21世紀も20年以上経った今、こんな将来像を持っている人はあまりいないでしょう。
昔と今、どちらが良いとか悪いという話ではありません。
たかだか数十年の間に、私たち日本人の価値観そのものがまったく違ったものになってしまったということです。
これは個人レベルの話ではなく、社会全体がそういう方向へと変化した結果です。
つまり社会全体の波動が変化してしまったということです。
それに伴い、あなたも友達も、こうした変化の中で生き方を考えることになるわけです。
意識的に考えるか無意識に考えるかは別にして、社会の変化にどのように自分は対応していくのか、その答えを持たざるを得なくなったんですね。
それによって、今までは同じような価値観で生きてきた友達とあなたは、生き方が微妙に変わってしまうことだってあり得るわけです。
当然、互いの波動は共鳴しなくなる、なんてことも起きてきますよね。
あなたの変化、友達の変化、社会全体の変化。
あなたを取り巻くこうしたさまざまな変化によって、友達関係だってどんどん変化していくのはある意味当たり前とも言えます。
結論
今回は、友達のことが嫌いになった理由について、スピリチュアルな視点から説明しました。
あんなに仲良しだったのに・・・と寂しい気持ちになることもあるかもしれませんが、それに伴ってあなたの周りには新たな環境が展開されていくわけです。
あなたが悪いわけでも友達が悪いわけでもないんですよ。
これは自然の摂理とも言えます。
それを理解して、流れに任せて生きていくのが良いのでは?
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。