結婚した相手が自分のタイプとは全く違った。
なんて話はよく聞きますよね。
あるいは「私は細マッチョが好き」とか言っていたくせに、付き合いだした相手を見たら細マッチョとはほど遠い・・・これもよくある話。
そして思うわけです。
タイプって何だよ?って。
なぜ人は、自分のタイプでもない人と付き合ったり結婚したりするのでしょうか?
実はこれにはちゃんとした理由があります。
今回はタイプじゃないのに惹かれるスピリチュアルな理由について、わかりやすく説明していきますね。
タイプじゃないのに惹かれるのはどうして?
本当に素朴な疑問なんですが、あなたは自分のタイプってどうやって決めたんでしょうか?
まあ、何かひとつの理由があって「私の理想のタイプ」が決まったわけではないでしょう。
学生時代の同級生と目と目が合ってドキッとしたとか、映画を見て主演の俳優がとても素敵だったとか、尊敬している親と考え方が似ているとか、いくつもの小さなきっかけが積み重なってあなたの理想のタイプができあがったのでしょう。
ですからあなたのタイプって、数多くの「小さなドキッとした体験」の集大成ですよね。
でも、実際に付き合うことになる相手や結婚相手が必ずしもタイプではないのはどうしてなんでしょうか?
決して合理的とは言えない「惹かれる理由」
タイプでも何でもないのにときめいてしまう・・・
だからしょうがないじゃん、っていいますが、だったらあなたのタイプっていったい何だったのでしょうか?
どう考えても、そこには合理的な理由が見当たりません。
にもかかわらず、タイプじゃない人と・・・
なぜでしょう?
たったひとつでも合致すればときめく
先ほど私は、あなたの理想のタイプは「小さなドキッとした体験」が積み重なったものだと説明しましたよね。
ですからあなたのタイプの人って、実は様々な特徴がある筈なんです。
いくつか例を挙げてみると、
ちょっとした仕草にときめく
ちょっとした仕草、たとえば失敗したときに舌をペロリと出してしまうとか。
そんなちょっとした仕草を目にしたときに、ドキッとしてしまう。
するともう、その「舌をペロリ」だけでどんどんその人に惹かれて言ってしまう。
こういうことってよくありますよね。
野球部の先輩が試合に負けて人知れず悔し泣きをしている姿を見てキュンとしてしまうとか、会議で自分の報告が不十分だったときにさりげなくかばってくれたとか。
相手の仕草のなにかひとつでも「すてき」と思ってしまったが最後、そこ以外は全くタイプじゃなくても惹かれていってしまうものです。
表情にときめく
それまでは別段なんとも思っていなかった相手のちょっとした表情にキュンとしてしまう。
あれ?
なにこれ?
みたいな。笑
逆光で見たその人の笑顔が妙に輝いて見えたとか、友人同士でじゃれ合っている楽しそうな顔が健康的で素敵に感じたとか・・・
仕草と同様に、一度キュンとしてしまうともう後戻りできません。
どんどん気になっていき、好意を持っていってしまったりするんです。
声にビビッとくる
おそらくあなたにも「好みの声」ってあると思います。
澄んだ声が好きとか、渋いバリトンが良いとか、ハスキーな声が好みとか。
その人のイメージと声がマッチしない意外性にドキッとしたりすることもありますが、いずれにしてもその声で言われた一言にやられる人も少なくありません。
仕草や表情と同様に、声もタイプとは無関係に惹かれていく要因のひとつですね。
実はそれがあなたのタイプ
事ほど左様に、あなたのタイプとはかけ離れた相手に惹かれていくのは何かひとつでもキュンとしてしまった体験によるものです。
で、そのキュンとした一部分、表情なのか声なのか仕草なのか、はたまた別の何かかもしれませんが、それはあなたの理想のタイプを構成している要素の中のひとつだったりするんですよ。
あなたの理想のタイプを考えてみてください。
背が高くて筋肉質でユーモアがあって異性に優しくて笑顔が素敵な人・・・
ほらほら、出てきたでしょ?笑顔が素敵って。
その人が仮に背が低くてぽっちゃりさんだとしても、あなた好みの笑顔だったりするとそれだけであなたは惹かれてしまうんです。
つまりあなたが惹かれた人って、実はしっかりと「あなたのタイプ」なんですよ。笑
いろいろと好みを挙げてはいても、そのなかでたったひとつでもキュンと来るものがあれば、それがあなたのタイプってことです。
それ以外の好みの部分なんて実はどうでもいいんですよ。
あなたのタイプ。
それはあなたが思っているよりもずっとピンポイントなものです。
スピリチュアルに考えて「惹かれる」理由とは
ここまで、ひとつの例として笑顔が素敵な人があなたのタイプとして説明してきました。
でも、笑顔が素敵な人なんて山ほどいますよね。
スピリチュアルに考えると、特に結婚相手というのはこれからの長い人生をともに過ごす相手ですから良くも悪くもあなたにとってとても重要な存在となる人です。
そんな重要な人を星の数ほどいる人の中からたったひとり選び出すための尺度が「タイプ」なワケですが、それが「笑顔が素敵な人」って、あまりに抽象的すぎやしませんか?
はい、もちろん笑顔だけで相手を選ぶわけではありませんよ。
あくまで笑顔はあなたにとって重要な存在である人生の伴侶を探すための「最初の関所」に過ぎません。
笑顔が素敵でキュンときて付き合い始めてみると、今まで見えてこなかったその人のさまざまな側面が次々に見えてきます。
そしてそうした側面の中で「あれ、これちょっとダメかも」と思ってしまうものがあったりすると、その人との関係が徐々に(あるいは急激に)冷え込んでいったりするんですよね。
そうやって何人もの人とのコミュニケーションの中で、自分にとっての人生の伴侶を探していくわけです。
なかには何一つキュンとする部分がないにもかかわらず、なぜかその人との接点が重なり、何度か話をするうちに妙にウマが合うことに気付くとか。
それがきっかけで、実はこの人が自分の人生の伴侶なんじゃないか、って分かるなんてこともあります。
これってどういうことなんでしょうか。
スピリチュアルに考えると、結婚相手というのはあなたの人生にとって最も重要な人のひとりですから、その人との出会いというのはあらかじめ「ある程度」決められています。
ある程度、と書いたのは、100%ではないからです。
人は誰しも生まれてくるときに、自分の今回の人生のテーマを持って生まれてきます。
そしてそのテーマを完遂するために、どの時代のどこの国のどの両親の元に生まれるか、そういったことを決めて生まれてきます。
ただし、そういうお膳立てはあるにしてもそこでのあなたの人生そのものはあなたが自由に生きることが出来るんですね。
ですから、あなたの生き方次第では最初に決めて生まれてきたテーマを完遂出来ずに一生が終わってしまうこともあります。
それはそれで仕方のないことなんです。
その場合には次の人生で似たような境遇でそのテーマをやり直すだけのことです。
で、結婚相手はあなたの人生にとっても重要な役割を果たす人ですから、あらかじめ決めた上で生まれてきます。
相手も相手の人生のテーマがあって、あなたとの出会いそして結婚が自分自身の人生のテーマのために必要となるわけです。
このため、人生を生きる中でその人との出会いのチャンスはしっかりとプログラムされているんですよ。
で、互いの人生のテーマにとって必要な相手ですから、出会ったときにそれが「分かる」んですね。
そのシグナルが「キュン」としたり「ドキッ」としたりしてその人のことが頭から離れなくなるわけです。
そして二人は一緒になり、互いの人生になくてはならない存在になっていくんです。
つまり、本来は好みのタイプとかどうでもいいんですが、最初の出会いの段階で「この人だ」っていうことを見逃さないために必要なんだと理解していただければいいかと。
そして月日が流れ、人生も後半にさしかかる頃に「あのときのキュンが運命の出会い」だったんだってしみじみと感じるようになるんです。
これがスピリチュアルな視点でみた「相手に惹かれる理由」です。
総括すると
今回はタイプでもないのに惹かれる相手の意味について、スピリチュアルな視点から解説してみました。
あくまでタイプなんてものは、二人が出会うための便宜上のシグナルにすぎません。
出会うべき二人が出会うことなくすれ違って一生を終えないために、事前に用意された「この人だよ」よ教えてくれるもの。
どんなに無理したところで、出会うべき相手とは何らかの形で出会えるものです。
ですから焦ったり慌てたりすることなく、毎日を自然体で生きていけば良いんです。
その先に、あなたの人生の伴侶は待っていますから。
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。